初めてキャッシングを利用したきっかけは、生活費が足りなくなったことです。金使いが荒いわけではなく、また高いブランド品に興味があるわけでもありません。でも、毎月の給料では日常生活がギリギリになり、やがて少しずつ足りなくなってきたからです。

 

生活費が足りなくなってくる理由はいくつかありますが、一つは給料が低いこと。健康保険や年金を差し引くと、家賃や食費などそれほど贅沢をしなくても1ヶ月の給与は無くなります。

 

理由はもう一つあります。洋服代が少し多めにかかることです。当時勤めていた会社はおしゃれな人が多く、毎日それなりのファッションを心がけなければなりませんでした。

 

本当はそこまでファッションにこだわりたいわけではないので、極端に言えば毎日ユニクロでもいいのですが、やはり同僚の目というのも気になりますし、少なからずおしゃれに気を使わなければならなかったので、普通のサラリーマンよりは洋服を買う回数は多かったと思います。

 

でも、なるべくならキャッシングなどしたくはなかったので、その洋服も出来るだけ安く済ませようと努力はしていました。一番多く通ったのはZARAです。比較的安く、それなりにおしゃれっぽいアイテムが揃うからです。

 

でも結局は、少ない予算の中から買えるアイテムだけを選ぶことになるので、それでも毎日のおしゃれにはいつも服が足りなかったです。

 

そんな生活を送るうちに、生活費が足りなくなっていき、キャッシングを考えるようになりました。

 

いわゆる消費者金融からお金を借りることは抵抗がありましたし、どんなに困っていてもそこには手を出したくないという想いがありましたが、キャッシングは消費者金融のイメージよりも普通のクレジットカードというイメージが強かったので、そこまで抵抗はありませんでした。

 

しかも、クレジットカード自体持っていなかったので、いい機会とすら思っていましたね。

 

まずはクレジットカード申し込み。最初に申し込んだ会社は、あっさり落とされました。恐らく、初めての申し込みだったことや、給与が少なかったこと、年齢も若かったことなどが原因だと思います。そんなことは気にせず次の会社を探し、申し込むことにしました。

 

すると今度はあっさり審査に通りました。でも、初めて審査に通り、クレジットカードを作って一つショックだったことがあります。

 

あまりにも限度額が少なかったころです。

 

イメージしていたのは100万円位。少なくても、50万円位は使えるものだと勝手に想像していました。ですが、初めて作ったクレジットカードのキャッシング枠はなんと15万円。なんだか、自分の価値を金額で示されたかのようで、かなりその金額にはショックを受けたことを今でも覚えています。

 

それでも、とにかくそれ以降は生活費が足りなくなる度に3万円とか、5万円を借りて次の給料日までまかなうという生活が始まりました。

 

よくキャッシングは利息があるから利用しない方がいいという意見もありますが、数万円を借りて返す程度なら利息も数百円なので、逆に便利だと思います。もちろん消費者金融などで300万円も500万円も借りてしまったら利息の返済にすら困ることになるかもしれませんが。

 

私個人としては、キャッシングを肯定的に見ています。私自身、生活費が足りなくて困っていた時代にキャッシングのおかげで誰にも迷惑をかけず乗り越えられましたし、クレジットカードを使ったショッピングにも言えることですが、正しく使えば悪いものではありません。

 

でも、経験者として一つアドバイスをするとすれば、なるべく借りる額は少ない方がいいということです。当たり前に聞こえるかもしれませんが、一度クレジットカードを作るとキャッシングするのはとても簡単なので、給料日まで1万円あればなんとか乗り切れるというタイミングでも、ちょっと余裕を見て3万円借りておこうとか、5万円借りておけば余裕だろうなど、甘える気持ちから少しずつ多めに借りてしまうことになったからです。

 

結局のところ、給与が増えたりボーナスで一時的に収入が増えるなどのことがない限り、普通の給与だ足りない分をキャッシングで借りて返す生活で残高が減っていくはずがありません。

 

借りた時だけは生活が楽になりますが、返すためには以前よりももっと節約が必要になるからです。

 

私の場合、収入が少なかった時代はそれでも仕方ないと思って借入と返済を繰り返して毎月の家計をやりくりしていました。

 

結論を言うと、全額返済したのは約10年後のこと。全額返済できた理由は、今思い返せば収入が何倍にもなったからです。一つ言えることは、生活費を切り詰めたり、贅沢な買い物を減らしたりするちょっとした節約だけでは全額返済は難しいということです。

 

キャッシングしなければならない理由は人それぞれですし、正しく使えばキャッシングはとても便利な物です。でも、もしキャッシングをするのであれば、同時に今後どうやって自分の収入を増やしていくのかを考え、実際に収入が増えるよう努力しなければ、いつまでも残高を減らすことは出来ないと思います。